死の話
テーマにするには重い話かもしれないけど
卒論のテーマにしてるのもあって
死については色々考えることがある
研究してる詩人は家族を亡くし
孤独により自殺願望もあったが
それでも生き続けていこうという
決意を持っていた
そこまで悲惨な人生なのに
生き続けようとするのは
先の見えない未来に希望があることを
信じてるからだと思う
20歳の後輩と話してる時に
俺22歳に自殺しようとしてるんです
そういう人生設計なんですよ
というのを聞いて
驚いて詳しく聞いてみると
22歳になったらヘリをチャーターして
身体にダイナマイトくくりつけて
渋谷109の
上空から飛び降りて
自分の名を叫びながら爆死したいという
派手すぎる
冗談だったらめっちゃ面白いんだけど
なんで22歳なのか聞いたら
将来を生きるのが不安だからと言っていた
確かに不安になる気持ちは半端なくわかる
先のことって見えなくてね
水晶玉に手を当てても浮かび上がらないし
怖くなるのもわかる
わかるけど
わかるんだけどね
俺は逆で、先が見えないから楽しみかな
例えばたまたま出会った人と仲良くなったり
些細なきっかけで趣味が増えたり
何年か前は
そんなこと予想できなかったってことを
やってるってことは
もっと先に新しい楽しみがあるかもしれない
って考えてる
ただ逆も同じだから
ポジティブかネガティブかの話
なんだけど
でも俺は長生きしたい派かなぁ
音楽やっている好きな友達が
おれってね
死ぬのは怖くないんだって言ってて
なぜか聞くと
自分が死んでも世界は回り続けるから
って言っていた
たしかに世界は止まることはない
けどだからって存在価値が無いことには
ならないと思う
おじいちゃんになって衰えるなら
若くして元気なまま
死ぬ方がいいって言っていて
その感覚はなんとなくだけど
ほんのちょびっとだけわかる
自分の人生が作品だとしたら
その人は綺麗なままで終わりたいらしい
彼っぽい感性だほんとに
ただそれを止めてしまったら
その人の綺麗なものを壊すことになるの
だろうか
こんな答えすぐに出るわけがなくて
その時はなんて言っていいか
わからなかったのが悔しかった
ただ俺の中で特別だし
君がいなくなったら悲しいよ
と伝えた
俺はおじいちゃんになっても
進化し続けてる自信しかないし
たとえ衰えてもそれを作品にしたい
先が見えないことで不安になるくらいなら
ワクワクしようよ
一緒に
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