掃除とアコギの話
僕あれなんですよ
部屋、、汚いんです
でもね言い訳させて欲しいのが
めっちゃ綺麗好きなんです笑
無理かぁ
無理があった
いや!
あのね
たまに どしたおまえ!ってくらい
めちゃくちゃ綺麗に掃除する時があるんです
そんときは家族にどしたおまえ!って言われるんですけど
ただその時に思ったのが
僕、、綺麗な部屋よりも
綺麗にする方が好きなんです
むずかったらごめん笑
綺麗な部屋ももちろん好きなんだけど
こんだけ汚い部屋も綺麗にできた!おらぁ!
っていう達成感が好きなんです
だから
綺麗な部屋を維持するために
毎日ね隅から隅まで埃取って
オーケー綺麗好き!
ってよりは
ある程度溜まった汚れをどさー!って
取った方がなんか興奮するんですよ
ビフォア アフターが
めっちゃ変化してるのが好きで
それをやる為に
汚してるみたいなところあるんですよ
あと
こんだけ汚れてても自分の物の場所を
把握してるんです!
だから例えばこれを
スーパーお掃除さんが
ピッカピッカに整理整頓してくれても
爪切りが定位置になかったら
全部出して散らかすと思うんです
パニックですよ
だからねえ
これは難しい
小学生の時は母の優しさで
部屋を掃除してくれたりしたんですけど
場所がわからなくなるんですよ
かといって優しさ故の行為だから怒ることもできなくて、ありがとうって言うしかなくて
閉まってある物全部出すみたいな
そんな小学生時代がありましたけど
それからしばらく
部屋を勝手に掃除されることも
なくなったのだけど
一度だけあった
あれはたしか4年前だった
ある日なんか急に
その時のノリみたいなテンションで
掃除された時があって
帰ってきたらめちゃくちゃ掃除されてて
しかも帰ってきたらアコギの弦を
張り替えようと思って机にアコギとアコギのパーツを置いといたのに
全部片付けられてて
パーツも失くなっている
聞いてみると、掃除したけど
どこどこに置いたよって言うけど
そのパーツは見当たらなくて
多分ゴミと間違えて捨てちゃったかもしれなかったので
アコギのね
弦を止めるピンみたいな物なんだけど
外にあるゴミ袋見ても無くて
じゃあ買ってきてあげるよって
言われて買ってきてもらったんだけど
サイズが違う!!!!
ほんとになんかめちゃくちゃ腹が立ったけど
怒ってもしょうがないし
一周回ってなんか笑えてきたし
そうかぁってテンション下がりながら
部屋のベッドに座って
ギブソンのアコギを買ったお店に電話して
あの時売ってもらった
ギブソン大好きなおにいさんが出たので
自「いついつになになにのアコギを買ったものなんですけど」
店「あぁ!あのにいちゃんね」
自「ブリッジピンが2つ失くなってしまって
サイズが合うブリッジピンは売ってますでしょうか?」
店「.........それがね...
取り扱ってるギブソンのアコギのブリッジピンはね非売品扱いになってて売ってないんですよ」
その瞬間
希望の光が見えていた扉の
閉まる音がしたのがわかった
この大好きなアコギは
もう弾けなくなってしまったんだ
そう思った瞬間、途端に涙が溢れ出して
ああもう弾けないのかぁ
と悔しがっていた
お兄さんが
店「ほんとにすみません、」
自「そうですかぁ、、あのぉ、、、実は、今日家に帰ったら弦張り替えようと思って準備してたんですけどおぉ、
帰ったら部屋が母に掃除されていて
ブリッジピン捨てられちゃったみたいなんですよぉ、、、
自分ではこんなに大切にしてたのに
ほんとに悔しくて
でも非売品なんですよね
すみません、教えてくれてありがとうございました」
店「まって!そうだよね
俺もずっと思ってたんだ、、、ブリッジピンを失くしてしまう人もいるのに、非売品にしてたら失くしたら弾けなくなっちゃうもんね
そんな悲しいことあっていいわけないじゃんか!!
ちょっと待ってて
メーカーさんに聞いてみるから
もしかしたらダメかもしれないけど
俺も言いたかったから
ブリッジピン貰えるか
聞いてみるから!!」
店員さんの優しさに涙が溢れ出した
自「ありがとうぼぉざいますうぅ!!!」
閉じた扉が微かに開き始めた
15分後お兄さんから電話がかかってきて
出るとすごく冷静な声で
「もらえたよ、いついつに取りに来てね」
「ぬぁぁぁありがとうございます!!!!!!!」
という彼の優しさは彼のお店で育った
このアコギに染み付いているから
めちゃくちゃいい音が鳴ります
その役割の仕事を淡々とこなすのではなくて
彼は本気でアコギを愛しているからこそ
アコギを弾く目の前の僕を助けようと
幸せにしようと動いてくれたんだと思うと
今でも涙が出そうになります
僕もそういう人間になりたいと思いました
今使ってるアコギがいい音するのは
そういうことなのです
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