フェンダー言い過ぎな話
ギターが欲しい
どうしても欲しいわけではないけど
欲しい
理想の色は上の画像みたいな
テレキャスター
紺よりの青というか青よりの紺が
好きなのかもしれない
今使っているテレキャスターは真っ白で
御茶ノ水に楽器を買いに行った時を
思い出す
あれは高校三年生ぐらいだっただろうか。
ギターのこと何も詳しくなかったので
とりあえずフェンダーのテレキャスターを
とりあえず生みたいなテンションで追い求めていたフェンダーなら間違いないだろうとおもっていた
「フェンダーのテレキャスターを探してまして」
お店に入ったらこれだけは言おうと決めていた
すると店員さんにすすめられたのは
G&Lというメーカーだった
「フェンダーがいいんですけれども!」
と言うと
「これはどうでしょう!」
とG&Lとかいてあるギターを渡された
バグかとおもった
キョトンとした顔でギターを見つめてたら
店員さんがおいしい話を持ってきたかのような表情で
「G&Lはフェンダーさんが作っているんです!」
おおお
…
「ジョージ・フラートンさんとレオ・フェンダーさんが創立したG&Lでタイプもフェンダーとあまり変わらないかと思われます」
ほうほうなるほど
フェンダー
「サウンドもフェンダーと近いですよ!」
「フェンダーがいいです!」
少し食い気味だったきがする
コーラを頼んだらコーラ風な何かを渡されたような感覚
ミラノを頼んだらミラノ風ドリアきたみたいな
それはそれでいい
「わかりました!
G&Lのアサットクラシックはテレキャスターならではの音が出てとてもオススメしてますのでよかったら少しだけでも弾いてみてください。」
「はい!ありがとうございます。」
G&Lのテレキャスターを試奏してみた
ジャーン
…
おお
…
「フェンダーのテレキャスターもどうぞ」
「ありがとうございます」
やっとフェンダーに辿り着けた
ジャーン
…
おおぉ? おお
…
…
…
…
違いがわからん
(ギター経験が薄すぎて
違いがまったくわからない)
こまったなぁ
もう一度G&Lを背負って
ギターコードのAをジャーンと弾いた
(まてよ
経験が薄いんじゃなくて
本当にG&Lもフェンダーも
あんまり音が変わらないのではないか
だとしたらこの店員さん正しく教えてくれてたのか)
Aが響く ジャーン
(あれ?まって
なんでこんなにフェンダーにこだわっているんだ俺は
有名なメーカーってだけで他のメーカーも
知らないのに)
Aが鳴り響く
頭の中で自分の気持ちの答えを探し始めた
もちろんこの瞬間はギターの音なんか細かく頭に入ってこない
答えを模索しながら
コード弾いて音が終わりそうに鳴ったら
時間稼ぎみたいに再びコードを弾いた
もう一度Aを弾く
必ずしもフェンダーにこだわる必要はなかったんだフェンダーしか知らないだけだったんだ
なんてこった恥ずかしい
しかしG&Lになぜか愛着が湧いてきた
最後に強めにEを弾いて
「これください」
と店員に言った。
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