バイキング教室
キング「おい!そんなもんか!」
俺「バイキング!」
キング「もっと声を張れ!!」
俺「バイキング!!」
キング「そうだ!いいぞ!!」
いいか!バイキングは
自分のキャパシティをいかに
把握しているかが問われる試練なのである
そんな穏やかな空間ではない
バイキングなんてただの食事じゃぁぁん!
なんて思ったそこのガキ共は
お家でコーンフレークでも口の中でふやかしてな!!
いいか先ずは見極めろ!
そのソーセージが本当に3本でいいのか
自分の身体に聞くんだ
俺「ソーセージサンボンデイイスカ?」
もっとだ!
俺「ソーセージサンボンデイイスカ?」
そうだ!
そしたら身体の返答を聞け!
........
そうだ!耳をすませー
身体の中にある細胞達に語りかけるんだー
なぜ3本なのか本当は2本で足りるんじゃないか? と圧迫面接のようにだ わかるか?
いいぞぉ〜その調子だ
胸ぐらを掴んでみたっていい
時たまそれで折れる細胞達もいるからな
[イメージ]
脅された細胞「に...二本で足りまぁぁす!!」
どうやら細胞達からのレスが無いようだな
正直お前とお前の細胞の信頼関係の無さに
ドン引きしてるが仕方ない
そんな時は胸に直接響かせろ
ほら三本のソーセージを持って
そうだ!手でしっかりにぎれ!
ちがう!もっとウルヴァリンみたいに
指と指の間から
トゲトゲが出てるみたいに!!
そうだ!!
アブラでスベってるのはお前の技量が
足りてないことだと思え!!
自覚しろ!!
いいか!
ソーセージに対する愛情を持て
どういう角度と強さで握れば
滑らせずに持てるか!まずはそこから
考えるんだ!
どこ産だ!このソーセージは!
頭のなかでイメージしろ!
イメージできないものなんて一つもない
あるとすればイメージできないことが
イメージできないんだ!
イメージイメージうるさいと思ったやつは
伸びる!よし!続けろ!
親戚のじいちゃんに成長したお前の
姿を見せてやるんだ!
みんな口を揃えて言うだろうな!
こんなに大きくなって!見違えたよってな!
そしたらお前は言ってやるんだ!
当たり前のことを言う隙があるなら
目の前のスープを飲むことをお勧めする
とな!
想像してあげることを忘れるな!
自分を信じられないやつは
ソーセージを信じることもできないんだ!
いいぞ!いいぞいいぞ
滑らなくなってきたようだな!
そしたら途端に!!!
握った3本のソーセージを
胸に打ち付けろ!
はやく!!
すぐにだ!!!
掴んでからすぐがピークだ!!!
いいか!迷ってる暇はない!
お前は残り数秒で隕石が落ちてくるときに
靴下の色を決めるのか!!
このオシャレマンが!!
そうだ!胸に打ち付けて問え!
本当に3本美味しく食えるのか!と!
聞け!
俺「本当に3本美味しく食えるのか!」
いいぞ!
俺「ほんとは2本でもいいのでは!」
みえてきたぞ!!
きけきけ!!
何も起こさないくらいだったら
嫌われるのを選べ!!さあ!!
俺「ほんとは2本でもいいのではぁぁ!!!!ぁ!!!!!!」
ピカーーン
!!!!
ジュワーーーーーーーーーン
!!
フィーーーーーーン!
「ええ!」…
………………
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「なっ聞こえただろ…」
「センセイ…」
「ん?なんだ」
「ぼく…2本にしときます」
「いや握った分はよそえ」
「はいセンセイ」
「おい、あとセンセイって呼ぶな、ふつうすぎるだろう」
「え、、」
「センセセイって呼べ、
あとしょうがねえから
あとでソーセージ一本食ってやるよ」
「…!!」
「センセセイ!!」
fin
3コメント
2018.09.11 22:50
2018.09.11 22:44
2018.09.11 21:31