下北沢の話
一龍で中華そばの大盛りを
待っている昼頃
席に座った直後メニューも見ずに
頼んだのは少しこの店に慣れてきたから
今日は空いてるから
トートバッグを隣の席に置いちゃう
上の角に設置されてるテレビが
派手な殺し合いをする洋画が
昼の感覚をより一層強める
バギーみたいな車の運転音と銃声が
店内に飛び交う
大盛りがしっかり大盛りすぎて
いつも胃を驚かせてしまうが
なんだかんだ注文してしまう
工事で道が狭くなっている道路と
いつも行く風呂屋の古着屋と
新しくできたジ・タピオカ屋
長い上り坂の上の方
急に照らされて振り向くと
ビルで隠れてた日差しが
溢れるように飛び出した
今年の終わり間際に
暖かい日差しが背中を押してくれている
ような気がした
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