ドラマみたいじゃねえか!!!の巻
そんなサークルに入り
ある日部室で先輩と自己紹介などをしていた時
猛スピードでぶつかってきたような勢いで扉を開けて
男の人が入ってきた
(今の絶対痛かったでしょ)
とその場にいる全員が思った
絶対この人ボボボーボ・ボーボボ好きじゃん
高身長でメガネをかけたあごひげがめちゃ長い
面白い人確定の人じゃんって人が
決めポーズをして「ようこそ一年!」と歓迎してくれた
「はじめまして!」と挨拶をした
「元気がいいな!」
「お前ら名前はなんていうんだ?」
と聞かれたので
3,4人いた一年生が順番に名前を言っていく
「そうか、お前が噂の同姓同名ほりうちゆうとだな
なるほど!よろしくな!」と言うと
一年生の中の一人が
「先輩のお名前はなんて言うんですか??」
と聞いた
すると
ドヤ顔で自分の顎ひげを指差して
「ひげ」
と言う
その時わかった
この人も最高な人の一人だ
と僕はシビれていた
すると先輩が
「おい、ゆうと!サッカーしようぜ!!
と指をクイッとやったので
「ハイっ!!」とグラウンドに行った
少しお互い距離を置き
「ゆうとはなんの音楽が好きなんだ?」
と僕にボールを蹴る
「Mr.Childrenがすきです!」
とボールを返す
「ミスチルいいよな!俺あれが好き1998年4月....」
ボールを僕に蹴る
「1994年、夏、沖縄ですね!」
やさしい威力で返す
「そうそう!笑、全然ちげえ笑、、あれ好きなんだよな
ぼくがはじめて〜おきなわにいったとーき〜」
ひょろひょろとしたボールを僕に送る
「なんとなく〜ものがなしくおもえたのは〜」
僕が先輩に返す
「それがまるで日本の縮図であるかのように〜」
先輩が芯のあるキックで僕に返す
「あめりかにかこまれていたーからです」
僕は強めに返して
お互いにやにやしながら
好きな曲を歌いながらパスし合ってると
部室棟の屋根に立って見てた女の先輩が
「ちょっとーーーー!なに青春みたいなことしてんのーーー!」と
煽ってきた
僕らは照れ笑いした
こんなに初めて会ったばっかなのに
もう仲良しみたいじゃないか
すると先輩が
「そうだ!生協行こうぜ!」
と歩き出す
「えっサッカー、はい!!」
と先輩についていく
この方がサヨナラの最終回かおるさん
1994年、夏、沖縄を聞くと
あの時の自分とボールをパスしているような
気持ちになる、非常にエモい
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