gozo rop

頭の中

すた丼

朝から昼まで
バイトすることが多々あるんですけど

その時ご飯を食べてから行くときもあれば
時間がなくて食べられない時もあります。

その日は食べれませんでした。

食べないと昼頃には
ぺこぺこの猛獣みたいになってしまいます。
街で一番お腹空いてるでっかいモンスター。
あっさい洞窟に住んでて何匹かの子分に食い物を持って来させるみたいなやついるでしょ。

あれ俺。

ただ今回はわけが違う。
己で向かった。

バイトが終わった瞬間
バァーっと駆け込んだのは
すた丼でした。

注文がタッチパネルだったんですけど
その時の時間あんまり記憶がありません。
ただ、無意識のうちに
飯増し というボタンを押していた。

席に着くと
半券を受け取る定員さん。
すた丼 飯増しでお間違いないですか?
と確認される。

この確認が
本当にお前食えるんだな?の
確認だとはその時は知るよしもなかった。

へい!と適当な返しをすると
デッカいお皿がすぐ来た。

空腹の僕にはたまらない
夢の光景。

いただきます。
少し大きめに言ってしまった気がする。

味噌汁から始まった。
生卵をといて丼の中心に流し込む。

肉とご飯がはじいて
生卵が全体に広がっていく。

おーいえす。
この時間が永遠に感じた。

肉を優しく持って
多めのご飯と一緒に食らった。

食べ始めて少し経った時に
おかしさに気付いた。
ごはんがずっと大盛りのまま減らない。

何かがおかしい。
いや、多い。
これは大盛りすぎる。

待てよ終わった。
でもやだな
大盛り頼んで大盛り残す人にはなりたくない。

一番ダサい。

本気で食べていく。

店内BGMの邦楽ロックが
なんだな応援歌のように感じてきた。

目の前のアルバイト募集ポスターしか
目のやり場がない。
ずっと見ながら
ただ無心で食べていく。

苦しくなってき始めた。
いやとっくになっていた。
頑張って食べようとすると
うまく気持ちが乗らないので
コツとしては頑張らないこと、

食べないことを意識して
食べるみたいなそんな食べ方をした。

量との戦いの末
なんとか食べきれて
僕の中の一番涼しい顔で
ごちそうさまでした!!って
店を出たんだけど

すごかった。
調べたら750gのごはんだった。

結構みんな大食いの人多いから
これがどれだけすごいのかは
よくわからないけど

大盛りに返り討ちにあいそうになった
という

ただ見事勝利した喜びと
美味しかったという気持ちを
ここにの残す為の

おはなしであった。

じゃ

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